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【獣医師取材】ペットの治療を通じ飼い主も元気に|豊永眞弥先生

病院全体で一丸となって飼い主さんをサポートする

病院全体で一丸となって飼い主さんをサポートする

豊永 眞弥とよなが動物病院 院長

<経歴>
  1993年 北里大学 獣医畜産学部獣医学科 卒業
  1993年~1997年 大阪府富田林市の動物病院に勤務
  1997年~1998年 大阪府堺市の夜間救急動物病院に勤務
  1998年 とよなが動物病院開院

  趣味・・・ゴルフ、サーフィン、スノボ、ピアノ
             

大阪府八尾市でとよなが動物病院を経営される豊永眞弥獣医師。救急病院での勤務経験や東洋獣医学の講師も務められる幅広い経歴や、来院される飼い主さんやペット、周囲のスタッフを大切にしながら病院一丸となって治療と向き合うお話を伺いました。

フィラリアで苦しむ愛犬の姿に、動物を助けられる獣医師を志した

 フィラリアで苦しむ愛犬の姿に、動物を助けられる獣医師を志した

ーーー まず、豊永先生が獣医師を志した理由を教えてください

小学生の時に犬を飼っていて、フィラリア症で病院に連れて行ったんです。ただ、僕が子供だった頃は犬はただの番犬としての役割が強くて、フィラリアに対しても予防薬はあったんですが、実際に病気を患った犬に治療の手間をかけることはあまり主流ではなかった。
その時に苦しんでいる愛犬の姿を目の当たりにした経験から、自分が獣医学を学んで動物を助けられる獣医師になろうと思いました。

ーーー すると、当初から臨床を希望だったのでしょうか

いえ、大学時代は研究室で動物実験・病理学の勉強をしていて、就職する時は製薬会社も視野に入れていたくらい病理系にも強い興味がありました。しかし、昔から思っていた「家庭で飼われている動物を治す臨床獣医師になりたい」という気持ちが強く、最初の勤務先には大阪府富田林市の動物病院を選びました。
大学では牛、馬などの授業が大半で、小動物に関する臨床はほとんど経験していませんでした。なので最初はトリマーの方からブラッシングでの動物の扱い方など基礎的なことから学んで。研究とのギャップはありましたが、ただついていくので精一杯でしたね。その後はとにかく院長のやっていることをよく見て盗んで学ぶというスタイルでした。

救急病院での勤務経験が、開院時の強みに

救急病院での勤務経験が、開院時の強みに

ーーー 当時は経験を積んで自分の病院を開院される獣医師が多かったとのことですが、豊永先生は次に救急病院でご勤務されていますよね

実際に現場で勤務している中で、救急医療の雰囲気や流れを知りたいと思って救急の現場を選択しました。当時の大阪には、僕の働いていた病院しか救急病院がなかったんです。たくさんの動物が救急で運ばれてくる中で、限られた時間と人員で対処しないといけない。急いでいるなりの手順や対処の仕方、優先順位の見極め方など、救急ならではのスキルが培われました。

ーーー その後、とよなが動物病院を開院。開院時に意識されていたことを教えてください

そうですね。救急病院での勤務経験もあったので、休診日・診察時間帯を他の動物病院とずらして夜間営業などをしていたこともありました。救急病院と同様に様々なペットや飼い主さんが来院され、近隣のペットの飼い主さんの力になれたのではないかと思っています。

西洋医学や手術で治らなかったヘルニアを鍼治療で治せた

西洋医学や手術で治らなかったヘルニアを鍼治療で治せた

ーーー 豊永先生が獣医師としてこれまでで嬉しかったエピソードは?

鍼治療を勉強して自分の動物病院でも役立てようと思った初期の頃、頚椎ヘルニアのドーベルマンを連れてきた飼い主さんがいらっしゃっいました。色んな病院で手術をしてもあまり効果が出ず、コルセットをはめたままのような状態で、東洋医学のアプローチを求めてすがるような思いで来てくれたんだろうなと思いました。
実際に鍼治療を施していくと治療に大きな効果を示して。良くなっていく様子に飼い主さんはとても喜んでくれました。この経験は当院で東洋医学を続けていこうと強く思うきっかけになったし、自分としてもすごく自信になりましたね。

ーーー 豊永先生は日本中獣医学院で講師をされるなど、東洋医学の知見も豊富と伺っています。実際にとよなが動物病院で実施されている治療の様子について教えてください

鍼治療は予約制で1日1、2件。月に30件前後は行っています。ヘルニアなどの症状に施すことが多いですね。
西洋医学にプラスして漢方薬を処方するケースも含めると、1日に10件前後は東洋医学的なアプローチを適用しています。毎日大体30~40件ほどの動物を見ているので、2割~3割には東洋医学を使っていることになりますね。自分の診療においてはなくてはならないもの、といった感覚です。

ーーー 豊永先生にとって”獣医師”とはどんな存在ですか?

ペットが元気じゃないと飼い主さんも不安を感じてストレスになってしまいます。その逆もしかりで、ペットが元気だと飼い主さんも元気になる。ペットと飼い主さんは連動しているから、獣医師は「ペットを治すことによって飼い主さんも元気にする職業」だと思っています。

スタッフ全体で一丸となり、よりよい獣医療を提供したい

スタッフ全体で一丸となり、よりよい獣医療を提供したい

ーーー とよなが動物病院の「特長」や「売り」を教えてください。

今年で開院23年目になりますが、実際に院長として勤務していて思うことはスタッフとの連携が年々強まっていることですね。
来院される飼い主さんの中には、ペットの病気のことで頭がいっぱいになって治療について説明しようとしても気が動転されている方もいらっしゃいます。大切な家族のことなので、気持ちはわかるんです。そういうときは、主婦層だったり飼い主さんと年齢が近いスタッフがコミュニケーションをとってくれることもあります。病院全体で一丸となって飼い主さんをサポートすることで、飼い主さんが納得した上でのよりよい獣医療に繋がっていると感じます。

ーーー これから来院される方へメッセージをお願いします

私たちは飼い主さんの納得を大切にしながら、悩み事の解決に向けて病院全体で取り組んでいます。なので、飼い主さんの知っていることはなんでも話して欲しいです。私たちが全て受け止め、最善を尽くします。コミュニケーションの大切さを常に念頭に置いているので、是非リラックスして来院、お話ししてくださるのをお待ちしています。